2012年02月23日

業務内容リスト作成の薦め

ここ10年間ほど習慣にしていることがあります。それは、関わった業務を頻繁にリストに残していく作業です。(このリストは、会社に提出用す業務日誌とは別に用意する自分だけの業務日誌のようなものです。)

以下の項目別に自分だけ分かるようにメモ書き程度にチャート様式で残します。

● 関わった部門・人物
● 年月
● プロジェクト名などぱっと把握できる短い記述
● 業務の簡単な詳細

関わってきた業務内容が頭でうまく整理できて、累積していく楽しみがあるだけではなく、類似したアサイメントを頼まれたときにどう対処したのか参考になりますし、上司との業務評価ミーティングを控えているときなどもさっと目を通せて役に立ちます。何といっても将来良い転職の機会が訪れたときに履歴書を更新するのに非常に便利です。

こういった習慣について同僚や上司と公然として話をすることはありませんが、皆やっていてもそう驚きません。以前は、頻繁に履歴書を更新することでリスト代わりにいたのですが、今後参照できるような詳細も含めながら別のリストを用意して、そこからいざ履歴書更新というときに履歴書に載せたい項目を選択するほうが自分にとってはうまく更新できるように思います。

少し脱線しますが(こちらも皆さん御馴染みの習慣だとは察しますけど)Outlookメールの連絡先人物のコメント欄に一緒に働いた人物やその家族などの情報について備忘録を残していくのも後々役に立ちますよね。
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2012年02月16日

渡米して何年経っても膨らむ日米の人脈

今週、弊社の香港オフィスに新しく中途採用された香港弁護士がここ米国本社に挨拶に来ています。職歴などの話をしているとなんと共通の知り合いがいることが判明。共通の知り合いとは、私がもう13年以上も前に学生時代にインターンをしていた某NY系巨大法律事務所の東京オフィスで上司の一人だったカナダ人弁護士。そのカナダ人弁護士が、転職先となった米国に世界本社を構える多国籍企業の東京本社でアジア全域の法務のヘッドをしていた時期に、その香港弁護士を当該企業の香港オフィスに採用して半年ほど同じ案件で一緒に働いたそうです。

昨年の秋に転職した際、偶然にも弊社の香港オフィスの法務部のベテランのパラリーガルとも共通の知り合いがいたことが判明したばかりのことでした。そのときの共通の知り合いとは、私の学生時代の恩師でした。私はその教授のリサーチ・アシスタントをしていました。その教授が私の母校で教壇にお立ちになる随分前に(今から約20年前)弊社の東京本社でアジア全域業務担当の法務部部長をされていたとき、そのパラリーガルさんは既に弊社の香港オフィスで彼の指導の下、見習いパラリーガルとして働いていたそうです。

ここ米国本社の法務部で働くロイヤーたちとのローカルな繋がりによる共通の知り合いは大勢いますから言うまでもありませんが、10年以上も前に遡って海を越えた繋がりから発生する偶然の繋がりはなかなか貴重なもの。渡米してから何度も思うのですが、法曹界に所属している限りは、法律事務所勤務であろうと企業法務勤務であろうと世界中のどこで働こうとも、どこかでプロフェッショナルの繋がりがあるものなのだと。

実に、弊社に転職前から何度もありました。渡米して間もないときに最初の偶然がありました。偶然同じ街に赴任が決まった例でした。東京で新婚生活をしていたときの夫のテニス仲間の同僚さんが海外に研究留学することになり、偶然にも広い米国で当時私たちが住んでいた地方都市の大学を研究先として選んで家族単位で何度か交流を深めたものでした。

また、その地方都市の大学院に留学していた日本人の女性弁護士さんとは、日本人会でお会いして、その先生の所属されていた最大手法律事務所(東京外資ローファーム勤務時代の日本法カウンセル)のクライアントの繋がりや日本の法曹界の繋がりで話題が途絶えることはありませんでしたし、今住んでいる街でも日本人グループを通して知り合った同事務所所属の男性弁護士さんがこの街で外国人弁護士として某法律事務所で実務経験をされているときも共通の話題で盛り上がったものでした。

また、パーソナルな繋がりでは、最初は海を越えたブログ仲間でしかなかったブロガー女性弁護士さんの旦那様が偶然にもこの街に海外赴任することになって、同じ時期に妊娠出産、ママ友になったこともありました。その彼女が海外生活をさらに実り多きものにするべくこの街のある大学にロースクール留学(すでにこの街に住んでいたので「入学」と言ったほうが適切かもしれませんが)したときの同期の日本人留学生の女性の旦那様は、私の東京での大学時代の友人の同僚で、中東のある国に同時期に赴任されていたとか。

昨今は、SNSのお陰でプロフェッショナルでもパーソナルでも人脈維持が簡単になりましたから、逆に一昔前のように繋がりを大事にしたり温めていく姿勢が希薄化しているように思います。だからこそ人の繋がりは大事にしていきたいものですね。
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2012年02月15日

従業員の行動規範(Code of Conduct)

これまでに勤めてきた法律事務所や会社で、セクハラ防止やクライアントの秘匿情報の保全などについて所内で研修を受けたり、行動規範を熟読して各書類に署名してきました。現在の職場でも同じ要領ですでに幾つか署名をしましたが、さらに1年に一度従業員全員が受けなければならない研修があります。計45分程度の研修プログラムで、ウェブ上で個々のペースで進めることができるようになっています。

さて、その内容なのですが、これまでどの職場でも見たことがないほど充実しているので備忘メモを残しておくことにしました。

法令遵守、企業倫理や理念の理解と遵守は無論のこと、業務を遂行するうえでの一般的な規則、社員の内部報告義務、利益相反、安全管理、政治献金、社内の寄付活動の運営に関する規則、環境問題、不正競争行為の禁止など独禁法に関する事項、インサイダー取引の禁止など連邦証取法に関する事項、外国との商業取引促進目的で公務員の賄賂行為の禁止する海外腐敗行為防止法に関する事項、商品の輸出入に関する事項、地財保全に関する事項などたっぷりと盛り込んでありました。

さらに凝っていたのは、仮説に基づいた問題と択一式の解答と解説が研修プログラムの所々に多数挿入されていたこと。常識の範囲内での問題ばかりでしたが、中には解答に思わず迷ってしまうものもありました。

お昼時、法務部コンプライアンス部門の同僚にその充実振りをからかってみたところ、法務部の人間向けに、さらにそれぞれの法律に特化したプログラムも準備中とのこと。面倒だな。でも、行動規範は、会社にとって不可欠ですしシステム上問題解答の成果なども記録に残るそうなので一応真面目に受けておくことにします。
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2012年02月10日

英語と臨界期

日本の英語教育者の知り合いからよく聞かれることがあります。

それはいわゆる「臨界期」を過ぎてから始めた私の英語習得方法です。

高校1年生のとき、連日、放課後に英会話のネイティブの先生と1対1で(英語圏からの帰国子女や幼少時から英語環境で育ってきた生徒の参加を認められていない)全日本英語弁論大会の最終決勝大会出場に向けて練習をしているときに、「目を瞑って君のスピーチを聴くとアメリカ人のティーンネージャーがスピーチをしているのと変わらない発音とイントネーションをしている。」と言われたのを皮切りに、私の日英同時進行型の人生が始まりました。

異文化とは疎遠の家系で育ちました。生まれ育った町も地域もそうでした。通った小中高も日本伝統文化を重んじた校風でした。中学校3年生のときに生まれて初めて米国に3週間ほど語学留学をするまで、生の英語圏の香りとの唯一の接点は、学校に一名おられた米国籍の英会話の先生と学年に1名いるかいないかの英語圏からの帰国子女くらいでした。

高校の交換留学を終了した仲間の中にはそのまま米国で進学の道を選んだ友人もいましたが、私は日本の大学受験の世界に復帰して日本で進学する道を選びました。米国で優雅な(当時は優雅にみえたものでした)大学生活を送る旧友たちの話を聞きながら羨ましい気持ちも多少はありましたが、大学では素晴らしい恩師との出会いがあったり、民間組織でのインターンなどの機会にも恵まれてとても充実したものでした。よく学びよく遊びました。学生仲間とは今でも生涯の友情を温めています。

中学生時代を振り返ってみると、県内に英語教育に力をいれていて海外留学制度も充実していた学校もありましたが、中学受験の結果から英語教育過渡期に遅れない程度に英語教育を施していた学校に通うことになりましたが、自分の英語の原点となったのは、間違いなくその中学校の英語と英会話の授業にあったと確信しています。

片っ端から暗記しました。最初は苦手でした。何しろ中学入学と同時に突然現れた外国語の世界ですから。英会話の授業は週に一度あったのですがもっと苦手でした。苦手だったからこそ火がついたんだと思います。

思いつくままに毎日欠かさずラジオやテレビ等で生の英語に触れるようにしました。英語文型ドリルは家族旅行にも持参しました。英語弁論大会を控えた修学旅行中でもご高齢だった英語の担当の先生の熱心なご指導に甘えて寝室にお邪魔してカセットテープを流しながら毎晩弁論の練習をしました。中高生学習用の英字新聞を片っ端から読んだりReader’s Digestを読んだしして放課後にネイディブの先生と1対1でお時間をいただき感想を英語で表現する練習をしました。英文日記もつけました。夕方習い事から帰ってきて夜寝るまでの時間はずっと自分の部屋で数本だけ持っていた英語のカセットテープを磨り減るほど流していました。日常生活で英会話を練習できる人物はいないので家のペットにひたすら英語で話しかけました。(さすがに冷静になって思い出してみると狂的と思えるほどでしたが・・。)

そんな英語漬けの青春時代を過ごして、20代前半で大学院留学をしました。同期の留学生仲間と一緒に学生証の手続きなどをして学生課の係りの人と幾つか確認事項などをした際に(留学生に付き添って米国生活に慣れる手伝いをする)米国人のチューター学生かと勘違いされました。また、20代半ばに再び渡米して以来、日本企業文化とは無縁の純米国のビジネス環境で働いているのですが、米国人の上司や同僚などから、むしろ米国育ちで米国の大学を卒業していないことに驚愕されることもあります。

外国語の学習は熱意さえ維持して、自分の目標とする能力獲得に向けて動き続けると、臨界期を過ぎても決して不可能ではないのではないかと思う次第です。留学すれば英語が流暢に話せるようになる、というのは間違い。私は中学3年生の夏に始めて日本を離れて米国に夏季留学をしましたが、そのときにホームステイ先の家族に質問されました。何故皆同じ土俵なのに君だけ英語に訛りがないのかと。

逆に言うと世の中は冷たいものです。10代のときに留学したから流暢で当然でしょう。大学時代も言われました。英語討論会とか英語弁論クラブに入っているから流暢で当然でしょう。そして社会人になれば、翻訳の専門職に就いていれば仕事で使うから英語得意で当然でしょう。配偶者が米国人なら意思疎通に問題なくて当然でしょう。渡米してからは、アメリカに住んでいるから英語が出来て当然でしょう。さらに、アメリカで働いているのなら英語に問題なくて当然でしょう。どれも極めて本末転倒。

一般的に、臨界期を過ぎてからの言語習得は難しいといわれます。でも、臨界期を過ぎてから英語なり他の外国語に出会ってネイティブ並みの語学力を身につけた何名ものプロフェッショナルと仕事を通して出会いました。

大人になって外国語として日本語を学び始めた韓国生まれ米国育ちの二重国籍の銀行マンは、日本の銀行マンとなんら変わらない流暢な日本語で巧みにビジネスをしていました。秘訣はシェアしてもらえませんでしたが、本人が誇りにしていることは間違い様子でした。

また、留学経験がなくても日本人女性の友人で若い頃から英語が得意科目で、スピーキングも読解力もほぼネイティブ並みに自分のものにしている人はそう少なくはありません。ちなみに私が中高生のときに目標としていた方は、NHKビジネス英語講師の杉田聡先生でした。

また、日本人以上に美しい日本語を習得している米国人ロイヤーと仕事をしたこともあります。彼は、米国育ちで高校生のときに必須だった外国語科目で日本語を選択して、日本語と日本文化への魅力を追求した暁には、日本語の流暢さだけではなく言葉の微妙なニュアンス、慣用語、四字熟語、俳句、短歌、日本を代表する代表的な小説にいたるまで日本人以上に深く日本を理解していました。日本人の思考プロセスや「うち」と「そと」の感覚までも心得ています。「日本人よりも日本人っぽいですね。」と日本でインターンシップをして働いていたときに日本人に言われていたことを思い出して本人ははにかんでいました。(余談ですが、日本に永住して日本国籍をとるのが夢だったのですが米国人の奥様の猛反対で叶わぬ夢となったそうですが。)

「臨界期」とか「外国語を学ぶには遅すぎる」などという殻から抜け出してみると、心が軽くなるかもしれませんね。

余談雑談:
スピーキングに限っての話ですが、20代半ばに今の街に引っ越してきて以来、米国内の他州に出張すると必ず笑いの種にされることがあります。それは、この街独特の方言に「汚染」されてしまったが故に出張先の人間に私はこの街で生まれ育ったのだと勘違いされることです。東京の外資勤務時代の米国出身の元エクスパットたちと再会するたびに「汚染」振りに必ず爆笑されます。この街に引っ越してくる前まではアメリカの標準英語一本でしたからどうも皮肉な展開ですが。
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2012年02月07日

滑稽な仕事紹介エピソード

このブログへのメールによる問い合わせは停止中なのですが、メールを受け付けていた時期にいただいたメールは、日本の会社の法務部にお勤めで将来的に会社を辞めて米国にロースクール個人留学を希望している会社員の方や、日本の大学に在学中で卒業後に外資系又は米国内の法律事務所で就職を希望している法学部生さんや、ロースクールに個人留学中で米国内の法律事務所で就職を希望している留学生さんからの相談が多かったです。

(少なくとも私が留学した時代に就学先の学校では)最大手企業からの企業派遣留学組の皆さんや永田町から国費留学で将来は官僚組の皆さんが主流でしたから、留学終了後の就職先についての心配はありませんが、私のように会社を辞めて個人留学をしたリスク・テーカーは留学スタート時点(いえ渡米前)から人脈作りに励む必要がありました。ですから、そういったメールが届くと熱く応援の言葉を送りました。

また、日本でも外資系を中心に普及中で、世界ユーザーが1億人を越えた米国生まれのビジネス特化型のソーシャル・ネットワーキング・サービスLinkedInがありますが、そこで繋がっているプロフェッショナル仲間に時折、推薦(recommendation)の言葉を寄せてもらうように依頼されるのですが、その人の仕事振りなどを思い出して特に問題がない限り喜んで書いて差し上げます。

そんな中、昨年の秋ごろブログとは関係のないところから一通のメールが届きました。学生時代の恩師(当時は海外からの客員教授)で米国西部の老舗ロースクールの教授からの便りでした。教授の日本関係の法研究のアシスタント(RA)として日本からの留学生を新たに採用したのだが、そのアシスタントの配偶者さんが私と同じ都市のロースクールに留学中なのでその若い日本人夫婦に一つ経験談などを語って友人になってくれないか、という内容。もちろん喜んで承諾しました。

メール等で若夫婦の学歴や職歴などを伺った後、ランチにお誘いして、経験を生かせそうなロー・ファームにランチ仲間の知り合いが数名いるので早速面会する形で紹介してあげました。すると先日、そのローファームが留学生さんに正式なオファーを既に一ヶ月以上前に出していたことをランチ仲間から耳にしました。米国の大学又は大学院留学の経験者はお分かりいただけると思いますが、特に全米の法曹界で新人及び中途採用がほぼ凍結中のこの景気では米国人学生にとっても非常に難関であることなどを考慮すると、この快挙は間違いなく名誉なことです。

ここで、老婆心から一点だけ懸念する点があるので付け加えてみます。私には想像しかねる何か開示できない懸念材料があるのかもしれませんし、競合他社と同時進行中の話があるのかもしれませんし、(ノン・ロイヤーの当方が紹介役をしているという)根本的なリスペクト欠如の問題なのかもしれませんが、上記の「ランチ仲間から」ご察知の通り、今回の朗報について留学生ご本人さんから音沙汰がないことです。

朗報にいたるまでの間も何度か会食をしてお会いしていたので、なおさら意思疎通が曇り気味。ジェネレーション・ギャップなのでしょうか。少なくとも私が就職活動をしていたころは、リクルーターやアドバイザー的存在の人脈を大事に温めて、特に朗報に関しては随時報告を欠かさないようにすることは当然として教育されましたが。

そんな偉そうなことを言っておきながら、自分自身、学生インターンをしていた頃も、学生時代に手持ちは一着のみのリクルートスーツで会社説明会から会社説明会へと都内を走り回っていた頃も、社会人になりたての頃も、社会人の常識が常識としてインプットされていないため先輩たちからお叱りの言葉をいただいてきましたから、皆が通る過程にすぎないのかもしれませんけどね。
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2012年02月03日

本社ビル勤務ならではの観察メモ

勤め先のオフィスビル内には、弊社の社員だけで約1500名働いています。一応米国本社です。

グローバル企業の本社ビルで働くのは、新卒で東京の某会社に就職したとき以来。それ以降は、今の職に辿り着くまでの10年間、米国に本社があるファームの東京事務所だったり米国内事務所勤務でしたから、高層オフィスビルのワンフロア、又は多くても3フロア程度でした。よって、ほぼ全員顔見知り。

でも、全員顔見知りというのは今の本社ビルでは到底不可能のこと。他の部門の社員とエレベーターやロビー付近ですれ違っても面識がないため挨拶もしません。

そこで、社員たちの行動や服装やエレベーター付近での同僚と思われる同士の会話などから感じたことを少々紹介してみます。あくまでも独断と偏見に基づいています。

最も格式があって緊張したフロアは、言うまでもなく役員のいるフロア。警備員らが常時配置していまおり、役員も外部からのお客様も社員もほぼ全員正装です。

私のフロアは(転職前のファームと比べるとずっとリラックスモードですが)法務部ですから会社の中では地味でお堅いイメージのフロアです。次いで(順に)企業戦略チームのフロア、経理・会計フロア、財務フロア、広報フロア、総務・人事フロア、商品調達フロア、あたりも同じような雰囲気のようです。

最後に、エンジニアやIT関連のフロア。同じ会社とは思えないほどの自由な雰囲気が漂っています。まず服装。Tシャツにジーンズ、耳にはiPhoneの音楽、背中にリュックサック。そして運動靴。どう見ても社会人入学の学生さんのようなイメージがあります。さすがに学生用語は聞こえてきませんが、緊張した雰囲気はなさそうです。

(法曹界、その中でもとりわけ法律事務所はその規模を問わず敷居が高いことで知られていますが)以前勤めていた法律事務所で、事務所の募金など社会貢献活動に参加することを条件にほぼ毎週金曜日はジーンズ・デーというところもありましたが、ジーンズもスポーティな服装も一切禁止されている私のフロアの人間からしてみると羨ましいです。

そんな羨ましさを感じながらも、一年中ビジネス風の服装に身を包んでいる自分にしてみると(ラフな服装だとなかなか気が引き締まらないのでは?)という疑問もあります。

いずれにせよ、Gxxxxx社など世の中のITの先端を行く企業風土をメディアなどで拝見する範囲内では、彼らのセクターでは服装に関係なくプロとして仕事を出来るマインドの持ち主なのでしょうけどね。
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2012年02月01日

典型的な一日

例えば・・・

欧州関連事業の法務、内部監査、ビジネス担当者と諸々の確認事項。
米国内の多数の子会社の企業統治業務。
米国内の会社報告書等の作成の補佐。
米国内のファイナンス関連の契約書作成の補佐。
米国内の監査部門とコンプライアンス事項の確認。
米国内の監査部門と会社組織図の変更確認。
香港拠点からの諸々の法務依頼事項への対応。
南米拠点の会社基本文書や議事録等のレビュー。
中国関連事業の諸々の法務関連の問い合わせへの対応。
何カ国にもあるジョイント・ベンチャーの企業統治業務。

こんな具合に世界をぐるぐると回って一日の業務が終了するのが典型的な一日です。

その他、週一で、企業戦略チーム会議や法務部長補佐と一対一のミーティングなどに参加したり。

こう書くと難しいことをしているように聞こえるのですが、実際はアットホームな雰囲気で和気藹々としています。この部分、ほんの4ヶ月半ほど前まで自分がいた弱肉強食のNY系巨大法律事務所では実現しえなかった「美徳」でもあります。

まだ30代半ばの自分が言うのは適切かどうか分かりませんが、どうやら長生きできそうです。
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2012年01月28日

高品質な「テレプレゼンス」によるビデオ会議

先日、欧州の世界総本社とビデオ会議に参加したときの感動エピソードです。

何に感動したかというと、ビデオ会議の高質な機能でした。

今まで(巨大ローファーム時代)海外オフィスやクライアントとビデオ会議は何度も参加したことがありますが、映像の鮮明さはいまいちで、一昔前までの国際電話のように映像と音声に少々のズレがあったり、会議中に突然映像が消えて音声のみになったり、反対に音声が突然消えて参加者の口の動きだけ映って音声が消えたり、参加者が会議室に持ち込んでいる業務用ブラックベリーなどのデバイスの摩擦音のようなノイズが発生して会議室中の参加者が焦りながら個々のブラックベリーを机上から急いで移動させたりするなどなかなかスムーズにいかないことが多々ありました。

そんな中、今回体験したビデオ会議システムの機能性はそういった技術面での問題発生は無縁であることのみならず、その上質さと上質が故に実現可能な臨場感に遅ればせながら大変驚愕されました。

弊社が使用しているのは、IT業界では「テレプレゼンス」と呼ばれ、2006年ごろ米国市場で生まれた機能で、日本の一部の最大手企業でもここ数年の間に次々と導入されているビデオ会議システムです。

映像も音声も非常に高品質で、大型画面に会議の相手側が等身大で真正面に対面する形で映し出され、まるで直接対面しているかのような技術です。

私が実際に会議に参加して感じた範囲内では、映像と音声のズレはまったくなくまさに目の前に地球の反対側の人物が同じ会議室に同席しているような錯覚を起こすほどの高品質でした。音声に至っては、相手側に座っている右側の人物が話すと主に右側のスピーカーから声が聞こえてくる工夫も施されており実に感動しました。

短所としては、高額(一会議室の設定は1000万円以上)であることと、(弊社の会議室は会議室の後部に劇場のように少し高めに20名ほど傍聴できるようになっていましたが)、片側6名までしか座席の確保が出来ないため目線を確認できる距離で会議に参加できるのは12名までが上限になることでしょう。小会議には最適といえます。

一点ほどいちゃもん付けてみるなら、私が発言しているときに大型画面に映る相手側の目を見ると誰もいないはずの私の隣の席あたりに全員の目が集中していたので、お互い「目を合わせている」つもりなのですが実際のところ30cmほど左右の距離がずれていたことでしょうか。(これはこの商品の盲点なのか弊社での設置ミスなのか分かりませんが。)

いずれにせよ非常に画期的な技術です。

まだ商品化されたばかりの情報ですが(体験者による描写はネット上でも非常に少ないようですので)画像付きで日経IT pro記者の体験記が掲載されている下記のリンクをご参考までに貼っておきます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20070329/266567/
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2012年01月26日

欧州諸外国の会社法についてのプレゼン

先日、法務部の中でも私の所属するチームを対象に欧州諸外国の会社法についてのプレゼンがありました。

プレゼンは、弊社のファイナンス案件の大部分を代理しているアウトサイド・カウンセル(外部弁護士事務所)の欧州オフィスに所属するパートナー数名が遥々ここ米国本社を訪問する形で行われました。NYに本社があって世界中にオフィスを構えている巨大法律事務所です。

(ちなみに、このファームは、偶然にも私が2000年に東部の某大学院に留学中に修士課程の学生全員を対象に開催された日帰りのNY研修旅行に参加した際にNY本社訪問をした先のファームで、個人的に思い出のあるファームです。)

弊社の世界本社は欧州にあり、アジア諸国の関連会社を除いて、ジョイント・ベンチャーなども含めて関連会社は欧州と米国に半々くらいあるので、米国の法律のみならず欧州諸外国の法律の基礎知識を備えておくと何かと便利なのです。定期的にビデオ会議などでこういった研修をしているのですが、現地ロイヤーたちに直接出向いてもらって開催するのは非常に珍しいことでした。

コーポレート・ガバナンス、取締役の役割、欧州の一部の国で近日実施される会社法改正に伴う今後の動き、欧州特有の従業員による労働組合、欧州諸国の税制問題に伴う企業への規制などについて様々な仮説をもとに時折熱論をしながら参加してきました。

重大な決定事項については社内のビジネス運用部門、財務、税務のチームと平行して進めていきますが、これまで長い間アウトサイド・カウンセル側からクライアントの反応を伺いながら第三者的に物を見る癖がついていた自分にとっては、クライアントの立場として自由に議論を始めたりできるところに嬉しい新鮮さを感じた時間でもありました。
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2012年01月24日

「脱皮」ストーリー

米国の最強ファームとして何冊も本が出版されていて、近年では日本でも話題の勝間和代氏によって翻訳版が出版されるほどのNY系巨大法律事務所から「脱皮」してあっという間に4ヶ月が経ちました。

深く関われば関わるほど得られた達成感と充実感とは裏腹に、プレッシャーは加速度をつけて悪化していく一方でした。朝家を出る前にブラックベリーでメールをチェックしている時点で既に動悸が激しくなるほど。

気がついたら、東京の外資で激務時代だった頃を著しく上回り、それまでの約10年間のリーガル・キャリアの中で最高の勤務時間を記録していました。

拍車をかけるように、当該ファームの西海岸オフィスに所属していた30代のアソシエートが過労死したニュースがインターネットで一気に世界中の法曹界に広まり、それ以前から悪評高かった当該ファームの非人間的な労働姿勢などが改めて浮き彫りにされました。

そんな当該ファームは、仕事と家庭とのバランスを維持するための駆け込み寺サービスを全従業員に提供しており、定期的にメールを送信していたのですが、表面的なお世話ばかりで現実のところ何の力にもならず。

連日続いた残業で疲労困憊となり帰りの深夜の高速道路でついに居眠り運転。あのときの恐怖で目が覚めました。

巨大法律事務所の中でもトップの位置を維持している当該ファームの独特な「弱肉強食」カルチャーや、所属オフィス・セクションの仕事の回り方や関係人物のパーソナリティなどを考慮して、働き方の変更願望について話し合いを持てる余地さえもないと即座判断。

あれからは早かったです。同時期に似たり寄ったりの理由で「脱皮」に成功した仲間たちから彼らの脱皮劇や脱皮先での職場環境などの聞き込み調査を始めました。皆積極的にシェアしてくれました。(そのうちの一人は自ら"flee"と表現するほど高い共感度が伺えました。)

幼児の育児真っ最中である働く母親・妻としての自覚と、育児参加への(当然といえる)純粋な希望。

履歴書を更新して希望の転職先企業を絞り込み、企業法務でクロスボーダーのコーポレート業務を継続していける道を探りました。

米国移住したばかりのときと同じ要領で人脈を利用しないで応募したポジションだったため、面接官だった上司たちはペーパー上見えない私のパーソナリティなどもしっかり観察してきましたが、決心をしてから2ヵ月半後、あの弱肉強食の世界から「脱皮」に成功しました。

脱皮先の会社は、日本も含めてグローバルにビジネスを展開しているグローバル・カンパニー。描いていたヴィジョン通りというと嘘になりますが、大よそ描いていた通りです。

今のところ、心身ともに健康維持、仕事と家庭のバランスが取り戻せた生活を送っています。
posted by Working Mom at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 転職回想記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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