2012年07月06日

前回エントリーしてからあっという間に3ヶ月経過

前回エントリーしてからあっという間に3ヶ月も経過してしまいました。

その間、大型案件の山を幾つか越えました。といっても巨大ローファーム時代のような激務スタイルではなく、外部カウンセルであるニューヨークの巨大法律事務所チームに細かい作業を任せて、こちらは大枠を整えて十分の睡眠を確保しながら前進できましたが。

本社ビル連結の某五つ星ホテルの大宴会場で、本社勤務の全従業員を対象に第一四半期の業績発表会も行われました。某大手の格付け会社が弊社のレーティングを格上げしたことをCEOが熱っぽく語っていました。安定期です。

前の勤務先の仲間たちと時折ランチをするのですが、良くも悪くも激化している情報が圧倒的です。すでに「激化」が始まっていて脱出計画を賢明に行使してきた当時の仲間たちの群れに沿って自らも脱出計画に成功できたわけですが、あまりに極端なほど弱肉強食&非人間的な「激化」話を聞くたびに寿命が縮んでしまいそうになります。

定期的にエントリーできるように心掛けていきます。
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2012年04月12日

ご栄転のニュース

昨年の秋まで勤務していたグローバル巨大法律事務所の勤務先地方オフィスのマネジング・パートナーが新天地へ向かう決心をしたそうです。(補足:「マネジング・パートナー」とは現地オフィスの総司令官のような存在の人物を指して、CEOなど法律事務所全体の最高司令官ではありません。)

新天地は、世界のエネルギー産業で代表的な存在の某クライアントのようです。彼は、若いときにローファームでキャリアを開始したのち、企業法務に移った後ローファームに戻っていたので、再び企業法務に復帰する模様です。

エネルギー産業のクロスボーダー取引におけるプロジェクト・ファイナンスの分野では米国で第一線をいく弁護士の典型的ライフスタイル(分刻みのスケジュール、家族との海外休暇中も毎回バカンス先で仕事漬け、一日に約500通以上のビジネスメールを処理)を送っている非常に多忙なビジネスマンです。

そんな中、私が事務所に所属していた折は、プロジェクトの個人研修のために時間を割いていただいたり、様々な有益なアドバイスを個人的にしていただいたり、私が現在の職場に転職の意向を伝えた際には心から喜んでいただき洒落たレストランでお別れディナー・パーティを開いていただいたりしたものです。

今朝、ご栄転のお祝いの言葉を贈ると直ぐに温かいお返事をいただきました。今後の更なるご活躍をお祈りいたします。

補足:公表済み情報によると後任は訴訟部門のドン、某パートナーに決定したようです。
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2012年04月06日

総額約30億ドルの取引

ここ数週間で総額約30億ドルのお金が動きました。

毎度のように準拠法はニューヨーク州法。カウンセルも毎度のようにニューヨークの巨大法律事務所。関わった当事者は、米国内の主要銀行約20行、幾つかの巨大法律事務所、主要格付け機関などを含めて、組織単位で30単位ほど。

法律事務所勤務時代にはクライアントからの指示でせっせと締め切りが迫っている法律文書を作ったりデューデリに振り回されるばかりで、全体像を把握できないまま超特急で様々な「停車駅(clients)」で大きな渦に埋もれながらひたすら悪戦苦闘していたのですが、まさにクライアントの立場となったin-houseでは、会社のcapital structureの大まかな流れとその背景となるビジネスサイドの戦略などをうまくヴィジョンできた上で日々関わっていけるので充実感も増します。

土台となる舵取りはこちらですが、リーガル文書の細かいネゴやドラフトは外部カウンセルの「働き蜂(associates)」たちに任せられるのでマインド面でも余裕をもって進められる美徳もあります。

目下、これで安心して当事者たちはEasterの祝日を満喫できることでしょう。
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2012年03月22日

資産運用ランチセミナー

先日、日本でも御馴染みのある外資の金融機関が弊社の財務部と法務部を対象にランチセミナーを開催したので社内の仲間と参加してきました。

お題は、個人の資産運用。もちろんお分かりの通り金融機関の目的は顧客確保です。リーマンショック以降の景気動向や経済動向などのイントロを経て、資産運用開始の勧めや投資対象商品の種類などについて金融機関が作成したカラフルな小冊子や資料を使って分かりやすく解説してくれました。

前の事務所に所属していたときも、別の金融機関により事務所内で行われたセミナーに参加したことがありました。あのときと同様、最初から最後まで懐疑心に覆われて純粋に受け入れられなかったのですが、営業マンのお面をかぶった資産運用のプロたちの戦略的スピーチを目前で観察できたという面ではなかなか勉強になったランチタイムでした。

老後に備えた資産運用が重要視されている今、周囲にはFA(ファイナンシャル・アドバイザー)を雇っている家族は少なくはありません。私は渡米してからずっと勤務先の会社が導入している確定拠出年金制度(401k)に参加しているので安心したつもりになっているのですが、もっと老後に向けた資産運用に関心を持たないと余裕のある老後生活を送れないことになってしまいかねないのかもしれません。

ちなみに、ミクロの視点になりますが、ファイナンシャル・アドバイザーの女王として米国のお茶の間では御馴染みのスージー・オーマン氏(ベストセラーの翻訳版はこちら)や米国消費者擁護の第一人者であるクラーク・ハワード氏の全米放送の持ち番組は時折参考にしています。資産運用もさることながら、日々の家計管理の知恵なども軽いタッチで教えてくれて大変お勧めです。
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2012年03月20日

薬物及び飲酒検査

先週のある午前中、突如別の階の会議室から電話が入り薬物及び飲酒検査にくるよう指示を受けました。

弊社が従業員の薬物検査と飲酒検査を積極的に実施しており、時折抜き打ち検査を行っているのは入社前から聞いていました。実際に検査の対象になってみて珍しさに興味も多少はありましたが、生憎にも至急のアサインメントが数件入ってきていたので煩わしさが先立ってしまい出来れば午後に後回ししたかったのですが、検査官の方から午前中に来るように指示されましたので仕方がなく即座検査を受けてきました。躊躇っいるのかと勘違いされて逆に疑いをかけられたりなどすると面倒なことにもなりかねませんし。

薬物検査は尿検査によって行われ、飲酒検査は飲酒検問などで使われるような一般的なアルコール検査器によって行われました。スポーツ選手でもあるまいし、薬物と共存しているような生活とは程遠い健康的な生活をしている人間の集団であるこの本社ビルのホワイトカラー従業員を相手に一体誰がひっかかるのかと疑問に思いたくなるのですが、個々の実生活の見えない部分を明らかにする意図なのでしょう。

そこで疑問に思ったのですが、もし日本の会社でこういった抜き打ち検査が行われたら、お昼時に料亭などでほんの少々の梅酒付きの御膳などをいただくことも禁止になってしまうのでしょうね。また、洋食でもワインなどを使った料理は火を通すことでアルコールが飛んでいきますがゼロにはならないはず。同様に甘いお酒入りのデザートなどもランチでは禁止になるのでしょうか。米国は民主主義の第一線をいく自由の国。皮肉なことになんとも厳しいお国でもあります。
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2012年03月10日

写真撮影

先日、法務部の個人写真の撮影が行われました。

撮影を始める前に、同意書に署名を義務付けられています。写真の使用方法や使用目的はすべて雇用主である会社に委ねて、一切の権利を放棄するという内容のものです。黙って署名するしか選択肢はないわけです。

身なりを整えて準備した上で、本格的な撮影スタジオへと早変わりした会議室に入室しました。立つ位置、向く方向、顔や胴体の角度、顔の表情など次々と細かく指示を受けながら全部で50枚ほどでしょうか。撮られました。一人に要する時間は約10分くらい。

「もう少し顎を上げてみてください。」
「もう少し顎を下げてみてください。」
「前髪をサイドに向けてもう少し流すようにしてみてください。」
「肩にかかった髪は片側だけ背中の後ろに持っていってください。」
「胴体を右側を向けて顔だけカメラ目線にしてください。」
「胴体を左側に向けて顔だけカメラ目線にしてください。」
「歯を見せないで笑顔をキープしてくだい。」
「歯を見せるくらい笑顔にしてください。」
「両手を腰に持ってきて笑顔になってください。」
「両手を腰にしたまま右側を向いてください。でも顔は正面を向けたままにしてください。」
「両手を腰にしたまま左側を向いてください。でも顔は正面を向けたままにしてください。」
「自信満々の態度をして笑ってみてください。」

本格的な写真撮影に慣れない凡人が、笑いの度合いやわずかな角度をうまく調節するのは至難の技。

さらに、撮影の最中は質問攻め。

「週末は何をしましたか?話し続けてください。」
「週末で一番楽しかった思い出は何ですか?話し続けてください。」
「法務部ではどんな仕事をしているのですか?話し続けてください。」

カメラマンは話している私の顔の表情を撮りたいだけなので、一人で話し続けているだけ。最後の方は、近距離に設置された照明器具から発生する熱のお陰で最後のほうは頬が熱っていました。

ローファーム勤務時代の写真撮影は、ホームページのプロフェショナル紹介の写真などで御馴染みのように典型的な顔写真ですから座った状態で撮影されて至ってシンプルでしたが、今の会社はどうも従業員のビジュアルに気合を入れているようで、一体どんな会社資料が出来上がるのだか。

とにかく無事終了してほっと一息です。
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2012年03月09日

業績発表会

先日、本社勤務の従業員全員を対象にダウンタウンの某ホテルの大宴会場で2011年度の会社業績発表会がありました。

SECに提出する10-K(年次報告書)の通り、会社の景気は引き続き上向き模様で一安心。

東京での新卒時代を除いてはずっとグローバル組織の海外・国内支社勤務だった身分としては、インターネット回線やビデオ会議という媒体なしで物理的に本社の行事に参加できて、なかなか新鮮な感覚でした。

さてと。上半期にクローズ予定の大型金融取引がどんどん押し寄せています。

仕事、仕事。
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2012年02月23日

業務内容リスト作成の薦め

ここ10年間ほど習慣にしていることがあります。それは、関わった業務を頻繁にリストに残していく作業です。(このリストは、会社に提出用す業務日誌とは別に用意する自分だけの業務日誌のようなものです。)

以下の項目別に自分だけ分かるようにメモ書き程度にチャート様式で残します。

● 関わった部門・人物
● 年月
● プロジェクト名などぱっと把握できる短い記述
● 業務の簡単な詳細

関わってきた業務内容が頭でうまく整理できて、累積していく楽しみがあるだけではなく、類似したアサイメントを頼まれたときにどう対処したのか参考になりますし、上司との業務評価ミーティングを控えているときなどもさっと目を通せて役に立ちます。何といっても将来良い転職の機会が訪れたときに履歴書を更新するのに非常に便利です。

こういった習慣について同僚や上司と公然として話をすることはありませんが、皆やっていてもそう驚きません。以前は、頻繁に履歴書を更新することでリスト代わりにいたのですが、今後参照できるような詳細も含めながら別のリストを用意して、そこからいざ履歴書更新というときに履歴書に載せたい項目を選択するほうが自分にとってはうまく更新できるように思います。

少し脱線しますが(こちらも皆さん御馴染みの習慣だとは察しますけど)Outlookメールの連絡先人物のコメント欄に一緒に働いた人物やその家族などの情報について備忘録を残していくのも後々役に立ちますよね。
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2012年02月15日

従業員の行動規範(Code of Conduct)

これまでに勤めてきた法律事務所や会社で、セクハラ防止やクライアントの秘匿情報の保全などについて所内で研修を受けたり、行動規範を熟読して各書類に署名してきました。現在の職場でも同じ要領ですでに幾つか署名をしましたが、さらに1年に一度従業員全員が受けなければならない研修があります。計45分程度の研修プログラムで、ウェブ上で個々のペースで進めることができるようになっています。

さて、その内容なのですが、これまでどの職場でも見たことがないほど充実しているので備忘メモを残しておくことにしました。

法令遵守、企業倫理や理念の理解と遵守は無論のこと、業務を遂行するうえでの一般的な規則、社員の内部報告義務、利益相反、安全管理、政治献金、社内の寄付活動の運営に関する規則、環境問題、不正競争行為の禁止など独禁法に関する事項、インサイダー取引の禁止など連邦証取法に関する事項、外国との商業取引促進目的で公務員の賄賂行為の禁止する海外腐敗行為防止法に関する事項、商品の輸出入に関する事項、地財保全に関する事項などたっぷりと盛り込んでありました。

さらに凝っていたのは、仮説に基づいた問題と択一式の解答と解説が研修プログラムの所々に多数挿入されていたこと。常識の範囲内での問題ばかりでしたが、中には解答に思わず迷ってしまうものもありました。

お昼時、法務部コンプライアンス部門の同僚にその充実振りをからかってみたところ、法務部の人間向けに、さらにそれぞれの法律に特化したプログラムも準備中とのこと。面倒だな。でも、行動規範は、会社にとって不可欠ですしシステム上問題解答の成果なども記録に残るそうなので一応真面目に受けておくことにします。
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2012年02月03日

本社ビル勤務ならではの観察メモ

勤め先のオフィスビル内には、弊社の社員だけで約1500名働いています。一応米国本社です。

グローバル企業の本社ビルで働くのは、新卒で東京の某会社に就職したとき以来。それ以降は、今の職に辿り着くまでの10年間、米国に本社があるファームの東京事務所だったり米国内事務所勤務でしたから、高層オフィスビルのワンフロア、又は多くても3フロア程度でした。よって、ほぼ全員顔見知り。

でも、全員顔見知りというのは今の本社ビルでは到底不可能のこと。他の部門の社員とエレベーターやロビー付近ですれ違っても面識がないため挨拶もしません。

そこで、社員たちの行動や服装やエレベーター付近での同僚と思われる同士の会話などから感じたことを少々紹介してみます。あくまでも独断と偏見に基づいています。

最も格式があって緊張したフロアは、言うまでもなく役員のいるフロア。警備員らが常時配置していまおり、役員も外部からのお客様も社員もほぼ全員正装です。

私のフロアは(転職前のファームと比べるとずっとリラックスモードですが)法務部ですから会社の中では地味でお堅いイメージのフロアです。次いで(順に)企業戦略チームのフロア、経理・会計フロア、財務フロア、広報フロア、総務・人事フロア、商品調達フロア、あたりも同じような雰囲気のようです。

最後に、エンジニアやIT関連のフロア。同じ会社とは思えないほどの自由な雰囲気が漂っています。まず服装。Tシャツにジーンズ、耳にはiPhoneの音楽、背中にリュックサック。そして運動靴。どう見ても社会人入学の学生さんのようなイメージがあります。さすがに学生用語は聞こえてきませんが、緊張した雰囲気はなさそうです。

(法曹界、その中でもとりわけ法律事務所はその規模を問わず敷居が高いことで知られていますが)以前勤めていた法律事務所で、事務所の募金など社会貢献活動に参加することを条件にほぼ毎週金曜日はジーンズ・デーというところもありましたが、ジーンズもスポーティな服装も一切禁止されている私のフロアの人間からしてみると羨ましいです。

そんな羨ましさを感じながらも、一年中ビジネス風の服装に身を包んでいる自分にしてみると(ラフな服装だとなかなか気が引き締まらないのでは?)という疑問もあります。

いずれにせよ、Gxxxxx社など世の中のITの先端を行く企業風土をメディアなどで拝見する範囲内では、彼らのセクターでは服装に関係なくプロとして仕事を出来るマインドの持ち主なのでしょうけどね。
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2012年02月01日

典型的な一日

例えば・・・

欧州関連事業の法務、内部監査、ビジネス担当者と諸々の確認事項。
米国内の多数の子会社の企業統治業務。
米国内の会社報告書等の作成の補佐。
米国内のファイナンス関連の契約書作成の補佐。
米国内の監査部門とコンプライアンス事項の確認。
米国内の監査部門と会社組織図の変更確認。
香港拠点からの諸々の法務依頼事項への対応。
南米拠点の会社基本文書や議事録等のレビュー。
中国関連事業の諸々の法務関連の問い合わせへの対応。
何カ国にもあるジョイント・ベンチャーの企業統治業務。

こんな具合に世界をぐるぐると回って一日の業務が終了するのが典型的な一日です。

その他、週一で、企業戦略チーム会議や法務部長補佐と一対一のミーティングなどに参加したり。

こう書くと難しいことをしているように聞こえるのですが、実際はアットホームな雰囲気で和気藹々としています。この部分、ほんの4ヶ月半ほど前まで自分がいた弱肉強食のNY系巨大法律事務所では実現しえなかった「美徳」でもあります。

まだ30代半ばの自分が言うのは適切かどうか分かりませんが、どうやら長生きできそうです。
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2012年01月28日

高品質な「テレプレゼンス」によるビデオ会議

先日、欧州の世界総本社とビデオ会議に参加したときの感動エピソードです。

何に感動したかというと、ビデオ会議の高質な機能でした。

今まで(巨大ローファーム時代)海外オフィスやクライアントとビデオ会議は何度も参加したことがありますが、映像の鮮明さはいまいちで、一昔前までの国際電話のように映像と音声に少々のズレがあったり、会議中に突然映像が消えて音声のみになったり、反対に音声が突然消えて参加者の口の動きだけ映って音声が消えたり、参加者が会議室に持ち込んでいる業務用ブラックベリーなどのデバイスの摩擦音のようなノイズが発生して会議室中の参加者が焦りながら個々のブラックベリーを机上から急いで移動させたりするなどなかなかスムーズにいかないことが多々ありました。

そんな中、今回体験したビデオ会議システムの機能性はそういった技術面での問題発生は無縁であることのみならず、その上質さと上質が故に実現可能な臨場感に遅ればせながら大変驚愕されました。

弊社が使用しているのは、IT業界では「テレプレゼンス」と呼ばれ、2006年ごろ米国市場で生まれた機能で、日本の一部の最大手企業でもここ数年の間に次々と導入されているビデオ会議システムです。

映像も音声も非常に高品質で、大型画面に会議の相手側が等身大で真正面に対面する形で映し出され、まるで直接対面しているかのような技術です。

私が実際に会議に参加して感じた範囲内では、映像と音声のズレはまったくなくまさに目の前に地球の反対側の人物が同じ会議室に同席しているような錯覚を起こすほどの高品質でした。音声に至っては、相手側に座っている右側の人物が話すと主に右側のスピーカーから声が聞こえてくる工夫も施されており実に感動しました。

短所としては、高額(一会議室の設定は1000万円以上)であることと、(弊社の会議室は会議室の後部に劇場のように少し高めに20名ほど傍聴できるようになっていましたが)、片側6名までしか座席の確保が出来ないため目線を確認できる距離で会議に参加できるのは12名までが上限になることでしょう。小会議には最適といえます。

一点ほどいちゃもん付けてみるなら、私が発言しているときに大型画面に映る相手側の目を見ると誰もいないはずの私の隣の席あたりに全員の目が集中していたので、お互い「目を合わせている」つもりなのですが実際のところ30cmほど左右の距離がずれていたことでしょうか。(これはこの商品の盲点なのか弊社での設置ミスなのか分かりませんが。)

いずれにせよ非常に画期的な技術です。

まだ商品化されたばかりの情報ですが(体験者による描写はネット上でも非常に少ないようですので)画像付きで日経IT pro記者の体験記が掲載されている下記のリンクをご参考までに貼っておきます。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20070329/266567/
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2012年01月26日

欧州諸外国の会社法についてのプレゼン

先日、法務部の中でも私の所属するチームを対象に欧州諸外国の会社法についてのプレゼンがありました。

プレゼンは、弊社のファイナンス案件の大部分を代理しているアウトサイド・カウンセル(外部弁護士事務所)の欧州オフィスに所属するパートナー数名が遥々ここ米国本社を訪問する形で行われました。NYに本社があって世界中にオフィスを構えている巨大法律事務所です。

(ちなみに、このファームは、偶然にも私が2000年に東部の某大学院に留学中に修士課程の学生全員を対象に開催された日帰りのNY研修旅行に参加した際にNY本社訪問をした先のファームで、個人的に思い出のあるファームです。)

弊社の世界本社は欧州にあり、アジア諸国の関連会社を除いて、ジョイント・ベンチャーなども含めて関連会社は欧州と米国に半々くらいあるので、米国の法律のみならず欧州諸外国の法律の基礎知識を備えておくと何かと便利なのです。定期的にビデオ会議などでこういった研修をしているのですが、現地ロイヤーたちに直接出向いてもらって開催するのは非常に珍しいことでした。

コーポレート・ガバナンス、取締役の役割、欧州の一部の国で近日実施される会社法改正に伴う今後の動き、欧州特有の従業員による労働組合、欧州諸国の税制問題に伴う企業への規制などについて様々な仮説をもとに時折熱論をしながら参加してきました。

重大な決定事項については社内のビジネス運用部門、財務、税務のチームと平行して進めていきますが、これまで長い間アウトサイド・カウンセル側からクライアントの反応を伺いながら第三者的に物を見る癖がついていた自分にとっては、クライアントの立場として自由に議論を始めたりできるところに嬉しい新鮮さを感じた時間でもありました。
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2011年09月05日

ご挨拶

この度、10年間奮闘してきた巨大法律事務所(所謂"The Big Laws")での奮闘生活に終止符を打って、欧州に世界総本社を構える多国籍企業の米国本社の法務部に転職することになりました。当該会社のM&Aやジョイント・ベンチャーを主要な業務として企業一般業務に関わっていく予定です。

先々週の週末に退職届を提出してから連日、業務引継ぎ作業に追われているところです。巨大法律事務所での勤務生活も残すところ一週間。これまでの「NY系巨大法律事務所で国際企業取引に関わる日々」のURLをそのまま使いつつも心機一転して新しいタイトル「グローバル企業で企業法務」で時間のとれる範囲内で更新していくつもりす。

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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