2012年02月29日

就職・転職前の予習

glassdoor logo.JPG最近、同僚と四方山話をしているときに、glassdoorという企業内部情報の無料サイトが話題になりました。

今のところ使用言語は英語のみなのですが、日本の最大手企業も含めて世界中のグローバル企業や米国企業で働く従業員や面接を受けた人が匿名で(秘匿情報に触れない範囲内の)企業情報を提供するサイトです。会社の総合評価、社長の評価、職種ごとの給与、職場内の写真、採用の進め方、面接で聞かれた質問事項など様々な内部情報が収集されています。

基本的に無料で閲覧できるのですが、会員登録をしないまま閲覧をしていくとやがて会員登録を促す画面が出てきます。無視してさらに閲覧し続けることは可能なのですが閲覧できる情報が限られてきます。そこで無料の会員登録をして自らの(現又は元)雇用先の評価を提供することで、すべての情報を無料で閲覧できるシステムになっています。

会社と会社所在地に絞って検索・閲覧をすることも可能ですし(本社の従業員による評価と支社の従業員による評価を比較できる)、職種に絞って地域ごとの平均給与を検索・閲覧をすることも可能ですし、求人広告を出している会社又は職種ごとに地域に絞った検索・閲覧も可能ですし、職種ごとに面接で聞かれる質問事項の検索・閲覧も出来るようになっています。米国内に限らず世界中の求人情報がアップされています。

興味本位で昨年まで働いていたローファームを検索してみると総合評価は最高値の"5"でした。その前に4年間働いたローファームの総合評価も最高値の"5"。新卒で入社した某日本の老舗会社は"3.2"。学生時代にインターンをしたローファームは"4"。そして今の勤務先会社は"4"。

ローファーム時代を振り返って、元インサイダーとして納得できる評価ではありませんが、個人の描いている仕事像や雇い主への期待等によって相違する評価ですから納得できなくても当然の話。ですから、この評価数や書き込みされている内容を鵜呑みにして就職・転職先を決定するのはお勧めできませんが、情報源の一つとして参考になるでしょう。

大学院留学を終えて11年が経ちました。帰国後に東京で外資のローファームに絞った就職活動&就職をして以来、米国内で二つの組織で働いてきました。そして昨秋の転職活動で現在の職場に辿り着きました。有難いことに、いずれも景気の変動や雇用先の経営判断などに左右されないでより良い雇用機会を求めて活動をしました。将来、何かの機会で新天地へのドアを叩く時がきたときには参考にできそうです。

現在、就職・転職活動の皆さんも十分に参考に出来るのではないかと思います。

https://www.glassdoor.com/
posted by Working Mom at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 転職回想記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月24日

「脱皮」ストーリー

米国の最強ファームとして何冊も本が出版されていて、近年では日本でも話題の勝間和代氏によって翻訳版が出版されるほどのNY系巨大法律事務所から「脱皮」してあっという間に4ヶ月が経ちました。

深く関われば関わるほど得られた達成感と充実感とは裏腹に、プレッシャーは加速度をつけて悪化していく一方でした。朝家を出る前にブラックベリーでメールをチェックしている時点で既に動悸が激しくなるほど。

気がついたら、東京の外資で激務時代だった頃を著しく上回り、それまでの約10年間のリーガル・キャリアの中で最高の勤務時間を記録していました。

拍車をかけるように、当該ファームの西海岸オフィスに所属していた30代のアソシエートが過労死したニュースがインターネットで一気に世界中の法曹界に広まり、それ以前から悪評高かった当該ファームの非人間的な労働姿勢などが改めて浮き彫りにされました。

そんな当該ファームは、仕事と家庭とのバランスを維持するための駆け込み寺サービスを全従業員に提供しており、定期的にメールを送信していたのですが、表面的なお世話ばかりで現実のところ何の力にもならず。

連日続いた残業で疲労困憊となり帰りの深夜の高速道路でついに居眠り運転。あのときの恐怖で目が覚めました。

巨大法律事務所の中でもトップの位置を維持している当該ファームの独特な「弱肉強食」カルチャーや、所属オフィス・セクションの仕事の回り方や関係人物のパーソナリティなどを考慮して、働き方の変更願望について話し合いを持てる余地さえもないと即座判断。

あれからは早かったです。同時期に似たり寄ったりの理由で「脱皮」に成功した仲間たちから彼らの脱皮劇や脱皮先での職場環境などの聞き込み調査を始めました。皆積極的にシェアしてくれました。(そのうちの一人は自ら"flee"と表現するほど高い共感度が伺えました。)

幼児の育児真っ最中である働く母親・妻としての自覚と、育児参加への(当然といえる)純粋な希望。

履歴書を更新して希望の転職先企業を絞り込み、企業法務でクロスボーダーのコーポレート業務を継続していける道を探りました。

米国移住したばかりのときと同じ要領で人脈を利用しないで応募したポジションだったため、面接官だった上司たちはペーパー上見えない私のパーソナリティなどもしっかり観察してきましたが、決心をしてから2ヵ月半後、あの弱肉強食の世界から「脱皮」に成功しました。

脱皮先の会社は、日本も含めてグローバルにビジネスを展開しているグローバル・カンパニー。描いていたヴィジョン通りというと嘘になりますが、大よそ描いていた通りです。

今のところ、心身ともに健康維持、仕事と家庭のバランスが取り戻せた生活を送っています。
posted by Working Mom at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 転職回想記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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