米国の最強ファームとして何冊も本が出版されていて、近年では
日本でも話題の勝間和代氏によって翻訳版が出版されるほどのNY系巨大法律事務所から「脱皮」してあっという間に4ヶ月が経ちました。
深く関われば関わるほど得られた達成感と充実感とは裏腹に、プレッシャーは加速度をつけて悪化していく一方でした。朝家を出る前にブラックベリーでメールをチェックしている時点で既に動悸が激しくなるほど。
気がついたら、東京の外資で激務時代だった頃を著しく上回り、それまでの約10年間のリーガル・キャリアの中で最高の勤務時間を記録していました。
拍車をかけるように、当該ファームの西海岸オフィスに所属していた30代のアソシエートが過労死したニュースがインターネットで一気に世界中の法曹界に広まり、それ以前から悪評高かった当該ファームの非人間的な労働姿勢などが改めて浮き彫りにされました。
そんな当該ファームは、仕事と家庭とのバランスを維持するための駆け込み寺サービスを全従業員に提供しており、定期的にメールを送信していたのですが、表面的なお世話ばかりで現実のところ何の力にもならず。
連日続いた残業で疲労困憊となり帰りの深夜の高速道路でついに居眠り運転。あのときの恐怖で目が覚めました。
巨大法律事務所の中でもトップの位置を維持している当該ファームの独特な「弱肉強食」カルチャーや、所属オフィス・セクションの仕事の回り方や関係人物のパーソナリティなどを考慮して、働き方の変更願望について話し合いを持てる余地さえもないと即座判断。
あれからは早かったです。同時期に似たり寄ったりの理由で「脱皮」に成功した仲間たちから彼らの脱皮劇や脱皮先での職場環境などの聞き込み調査を始めました。皆積極的にシェアしてくれました。(そのうちの一人は自ら"flee"と表現するほど高い共感度が伺えました。)
幼児の育児真っ最中である働く母親・妻としての自覚と、育児参加への(当然といえる)純粋な希望。
履歴書を更新して希望の転職先企業を絞り込み、企業法務でクロスボーダーのコーポレート業務を継続していける道を探りました。
米国移住したばかりのときと同じ要領で人脈を利用しないで応募したポジションだったため、面接官だった上司たちはペーパー上見えない私のパーソナリティなどもしっかり観察してきましたが、決心をしてから2ヵ月半後、あの弱肉強食の世界から「脱皮」に成功しました。
脱皮先の会社は、日本も含めてグローバルにビジネスを展開しているグローバル・カンパニー。描いていたヴィジョン通りというと嘘になりますが、大よそ描いていた通りです。
今のところ、心身ともに健康維持、仕事と家庭のバランスが取り戻せた生活を送っています。
posted by Working Mom at 07:46|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
仕事雑感
|

|